ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2018

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概要

医師卒後臨床研修プログラム2018

精神神経科診療科部長:大塚耕太郎当科では、精神科救急の概念が一般的になる以前から24時間体制の臨床を行うのみならず、身体科各科と強く連携しています。また、岩手県は最も自殺率の高い県であり、自殺予防のための地域介入、啓発活動、救急場面でのハイリスク者のケアとその後のケースワークについて、全国のモデルとなる取り組みをしております。更に医学哲学や精神医学史などユニークな分野に力を入れてきました。28診療科紹介Medical Speciality introduction研修中に経験(見学)できる疾患・手技疾患:統合失調症及び類縁疾患、気分障害(うつ病、双極性障害、気分変疾患調症)、てんかん及びてんかん精神病、アルコールなど薬物依存症、睡眠障害、摂食障害、パーソナリティ障害、適応障害、社交不安障害、強迫性障害、全般性不安障害、認知症、器質性精神障害、児童思春期精神障害、知的障害、発達障害など病歴聴取、薬物療法(含クロザピン療法)、小精神療法、認知行動療法、修手技正型電気けいれん療法、傾聴スキル、アサーションスキル、各種精神症状評価尺度、コンサルテーションリエゾン精神医学、緩和ケア医療など研修指導医からひとこと臨床の現場で多様な精神科医療の実際を目で見て、感じて、実践する研修になります。医療資源の少ない地域の為、当院一か所で様々な疾患を経験する機会があります。また都市部から郡部まで様々な生活スタイルの患者様を診る機会が得られます。当科での研修で得られる、疾患を診るのではなく患者様の人生と生活全体を診るスタンスと、患者様とのコミュニケーションスキルは、いずれの科に進んでも役に立つものと思います。麻酔科診療科部長:鈴木健二麻酔科では、一ヶ月研修の場合は、指導医のもとで全身麻酔を中心とした周術期管理(術前患者評価・麻酔計画・麻酔実施・術後患者評価)を行いながら、各種手技や薬剤使用法について学びます。追加研修を希望した場合は、それまでの研修内容と本人の希望を考慮しながら、硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔・神経ブロック・ペインクリニック・集中治療についても学ぶことが可能です。研修中に経験(見学)できる疾患・手技【各科手術・検査の麻酔管理】疾患外科、脳神経外科、心臓血管外科、小児外科、呼吸器外科、産婦人科、泌尿器科、形成外科、皮膚科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、小児科、消化器内科、循環器内科、血液内科、放射線科など【ペインクリニック外来において】帯状疱疹、がん性疼痛、腰下肢痛、三叉神経痛、その他の難治性疼痛手技気管挿管・人工呼吸・輸液路確保・直接動脈圧ライン確保など研修指導医からひとこと麻酔については、他の診療科と異なり「標榜するためには国家試験に合格したあと、2年間以上の経験が必要」とされており、その内容を数ヶ月で修得することは、正直不可能です。そこで麻酔科の研修では、最初の面談で「自分の目標」を設定していただきます。全身麻酔管理(≒急性期全身管理)を学習していただきながら、それを通して自分の目標に到達できるよう、私達指導医がオーダーメードの援助をさせていただきます。34