ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2018

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概要

医師卒後臨床研修プログラム2018

28診療科紹介Medical Speciality introduction放射線診断科診療科部長:江原茂放射線診断科の業務は発展著しい画像診断の根幹にある画像情報の基礎的な知識を武器に、疾患の病態を明らかにすること、そしてそれに基づいて可能な画像ガイド下の低侵襲治療(IVR)を提案し、施行することにあります。このような業務の専門領域は広く各分野に及び、それぞれの専門家の指導のもとに画像診断およびIVRの知識を深め、技能を習得し、診断と治療の双方に関わることになります。研修中に経験(見学)できる疾患・手技各種疾患の単純X線撮影、CT、MRI診断、核医学検査、血管撮影、血管疾患の画像ガイド下治療、画像ガイド下経皮生検、膿瘍ドレナージ、中心静脈ポート留置、腫瘍塞栓術、胃食道静脈瘤に対するカテーテル的硬化療法など研修指導医からひとこと研修医のみなさんは、これからいろいろな科で研修を積まれると思いますが、各臨床科や救急医療の現場など様々な場面で、放射線診断と接する機会が出てきます。画像診断やIVR治療について、医師になりあらためて必要性を実感され放射線科のローテート研修を希望される方々が増えています。当科でも随時ローテート研修を歓迎します。放射線治療科診療科部長:有賀久哲がん患者が急増する中、より良いがん治療の提供は全医療者の使命です。放射線治療は、手術・薬物療法ともにがん治療の三本柱を担い、早期がんの機能温存治療から進行期の緩和医療まで、重要な役割を果たしています。県がん拠点病院である当院は、岩手県全域・近隣県からがん患者が集まるセンター病院であり、多様な疾患・患者のがん治療を、集学的治療・チーム医療を通して経験できます。研修中に経験(見学)できる疾患・手技疾患頭頸部がん、食道がん、乳がん、肺がん、前立腺がん、脳腫瘍、子宮頸がん等の各種がん、骨転移、脳転移、肺転移等の各種病態手技外部照射(定位照射、強度変調放射線治療、画像誘導放射線治療)、小線源治療(腔内照射、組織内照射)、放射線治療計画研修指導医からひとこと放射線治療の特徴は、臓器横断的に、あらゆるがん治療に関与できることです。専門分化が進む医療分野において、診療科の垣根を越えて、多職種の知識・経験を総動員して、がん患者の治療に携わる経験は大変貴重であり、今後を担う医療人にとって大きな意義があると考えます。研修においては、入院・外来患者の診察・治療、各種カンファレンスでのプレゼンテーション等の機会を通じて、様々な症例、文献を学んでいただきます。33