ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2018

概要

医師卒後臨床研修プログラム2018

心臓血管外科診療科部長：金一当科では後天性、先天性心疾患、血管疾患などのあらゆる心臓血管外科治療を行っています。経カテーテル的大動脈弁移植術やステントグラフト内挿術などの低侵襲手術にも取り組んでおり年間500例前後の手術を行っています。当科は北東北3県を中心とした地域医療の担い手として、また、先進的医療のリーダーとして新生児から超高齢者に至るまでの幅広い診療を行っています。28診療科紹介Medical Speciality introduction研修中に経験（見学）できる疾患・手技疾患手技手技後天性心疾患、先天性心疾患、血管疾患【後天性心疾患手術】心拍動下冠動脈バイパス術、大動脈弁形成術、大動脈弁人工弁置換術、僧帽弁形成術、メイズ手術（不整脈手術）など【先天性心疾患手術】心房中隔欠損閉鎖術、心室中隔欠損閉鎖術、ファロー四徴症心内修復術など【血管疾患】胸部大動脈人工血管置換術、腹部大動脈人工血管置換術など胸骨正中切開法、閉胸法、基本的縫合、結紮法、胸腔ドレーン留置法、中心静脈ライン留置法、スワンガンツ留置法、気管内挿管法、創消毒法、ブタ心臓ウェットラボ(模擬手術)研修指導医からひとこと当施設では心臓血管外科領域の全分野にわたる臨床経験を積むことが可能です。心臓血管外科はチーム医療。東北随一の症例数を誇り、麻酔科、循環器放射線科、循環器内科、小児循環器科等、心臓血管領域の診療に関わる様々な科の先生方や臨床工学技士、心臓リハビリ療法士、薬剤師等が常に身近にいて、ともにチームとして診療し、教えを乞うことが可能な当施設で、ともに学び、明日の心臓血管疾患医療を担う外科医を目指しましょう。呼吸器外科診療科部長：谷田達男肺癌・縦隔腫瘍・自然気胸・掌蹠多汗症などを中心に診療しています。手術総件数は年間約３００件、肺癌には完全鏡視下手術を基本に約１００件行っています。岩手県内では当科のみが行える手術手技で、手術創は小さく美容面・疼痛緩和に関しても患者様の満足度は高いと思います。肺癌手術後の補助化学療法も最近の知見をもとに積極的に行っています。研修中に経験（見学）できる疾患・手技非小細胞肺癌、胸腺腫・奇形腫・神経原性腫瘍を含む縦隔腫瘍、自然疾患気胸、続発性気胸、掌蹠多汗症、膿胸。転移性肺腫瘍、良性腫瘍、胸壁腫瘍。胸腔鏡手術下でのスコピスト、自然気胸・転移性肺腫瘍や良性腫瘍など手技では術者となっていただくこともあります。指導医とともに周術期管理を行います。研修指導医からひとこと実臨床にすぐに反映可能な内容の濃い研修ができるように全力でサポートしていきますので何でも御相談下さい。当科での研修は選択になりますが、外科系(消化器・小児・心臓血管・呼吸器)へ進む医師は外科専門医取得が必須です。1ヶ月当科に研修するだけで、外科専門医取得に必要な呼吸器外科手術数は簡単にクリアできかつ術者も経験できます。後で慌てるより初期研修期間に終わらせておくのがお勧めです。御検討下さい。28