ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2018

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概要

医師卒後臨床研修プログラム2018

糖尿病・代謝内科診療科部長:石垣泰当科では、糖尿病、肥満症を中心とした代謝性疾患や、他科入院中の糖尿病コントロール難渋例、周術期血糖コントロールが必要な例を対象として、専門的治療を行っています。また、持続インスリンポンプや持続血糖測定器など最新の治療を積極的に取り入れております。糖尿病自体は個々の生活習慣も関係した複雑な代謝疾患ですが、当科ではそれぞれの患者さんの背景にあった治療を常に追求しております。28診療科紹介Medical Speciality introduction研修中に経験(見学)できる疾患・手技1型糖尿病(緩徐進行1型糖尿病、劇症1型糖尿病も含む)、2型糖尿病、そ疾患の他の糖尿病、肥満症、低血糖(インスリノーマも含む)、糖尿病ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群、脂質異常症静脈穿刺、中心静脈穿刺および留置、動脈穿刺、簡易血糖測定、持続血手技糖測定(CGM)、持続インスリン皮下注入ポンプ導入(CSII)研修指導医からひとこと糖尿病を理解することは内科の総合力を高める。それは、糖尿病合併症が全身の臓器を障害し、急性、慢性合併症の診療を通して、全科の疾患の理解が深められるからです。このため、当科では様々な教室と共同して共同研究や勉強会を行っています。岩手県は、糖尿病有病率が、全国で6番目に高いですが、医療体制はまだ不十分です。当科は岩手の糖尿病治療を担う人材の育成に力を注いでおり、内科研修に適した科であると考えます。心血管・腎・内分泌内科診療科部長:中村元行当科で内科系疾患を広く診れる医師の育成を目的としております。その中でも、特に、1腎臓・内分泌疾患2心血管系疾患を深く勉強できる体制をとっております。希望により12のどちらかを専攻し循環器センター各科の協力の下で12をバランスよく組み合わせて研修することもできます。研修中に経験(見学)できる疾患・手技慢性腎炎・ネフローゼ症候群・急速進行性腎炎・急性腎不全・心不全・クッ疾患シング症候群・褐色細胞腫・先端巨大症・原発性アルドステロン症・上室性頻拍・心房粗動・頻脈性不整脈・房室ブロック・大動脈解離・胸部大動脈瘤・閉塞性大動脈硬化症腎生検・経皮的血管形成術(PTA)・経皮的腎動脈形成術(PTRA)・コイル手技塞栓術・超音波エコー図検査(腎臓・心臓・経食道など)・心電図検査研修指導医からひとこと重症内科疾患を診る上で循環動態に関する深い理解が必要であり、この点で心血管・腎臓疾患の知識が役に立ちます。また、診断がつきにくい内科疾患の中に内分泌疾患が隠れていることがしばしばであります。心血管系、腎臓・内分泌疾患の知識の習得が、複雑な内科診療に奥行きを与えるものであると考えます。研修医のみなさん、ともに内科学の習得に励みましょう。24