ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2018

ページ
17/44

このページは 医師卒後臨床研修プログラム2018 の電子ブックに掲載されている17ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

医師卒後臨床研修プログラム2018

ひとりひとりの患者さんに向き合うために社会人大学院制度を活用して血液腫瘍の領域を深く学びたい。守屋雄太Yuta Moriya2年次研修医出身地:宮城県臨床実習で担当した患者さんがステージ4の悪性リンパ腫でした。化学療法を何クールも行ったのですが、残念ながら亡くなられてしまいました。その後どの科を選ぶかを考えた時、その患者さんのことを思い出し、この領域を深く学びたいと思い、大学院で血液腫瘍内科を専攻しました。大学院を選んだのは、ひとつひとつの疾患をしっかり考察して、ひとりひとりの患者さんにじっくり向き合いたいと思ったからです。大学院の指導医の先生から「血液腫瘍」は全身管理をする科なので、初期研修中はいろいろな科を回った方がいい、というアドバイスをもらいローテートの参考にしています。3年目以降にしっかりテーマを絞って研究をしていくために、今後の進め方に関してもアドバイスをいただいています。「こういう時はどうしたらいいですか」という臨床の場での疑問を気軽に質問できるのも助かります。しっかり学びながら診療できる環境があるのはありがたいです。ここだから、できること5海外研修のチャンスもあります!平成28年度から岩手医科大学が事業実施事務局となり、岩手県による「臨床研修医短期海外派遣事業」が年2回行われています。視野拡大とキャリアパス形成を目的に意欲のある研修医の参加を募っています。募集定員3名※但し、岩手医科大学の臨床研修医より1名以上参加することとする。研修先研修内容対象者・岩手医科大学に在籍する臨床研修医・岩手県内の臨床研修病院に在籍する臨床研修医ニューヨーク市などの医療施設。過去の主な訪問先・コロンビア大学(循環器内科、移植外科)・マウント・サイナイ医科大学(内分泌科〈糖尿病を含む〉)・Maimonidesメディカルセンター(脳外科)・フィラデルフィア小児病院・地域開業クリニックなど(プライマリ・ケア、消化器内科、産婦人科、眼科など)・医療施設や診療の見学、カンファランスへの参加など(診療行為は不可)・研修先の米国日本人医師会の医師や、宮城県・福島県の派遣者との意見交換・交流など海外研修Reportアメリカで活躍する先生方の仕事を拝見とても刺激になりました!今回の研修では、日本とアメリカの医療制度の違いや、東北地方では見ることの少ない疾患を見る貴重な体験をさせていただくことができました。また、アメリカで活躍する先生方の仕事を拝見し、とても刺激になりました。アメリカの医療ではコストの側面が強いようですが、1次予防に力を入れておりました。高齢化と新規薬剤などで医療費が莫大になっている今、医療水準を継続するためには様々な問題があることを実感し、日本での検討が必要だと思いました。平成29年4月に参加若盛亮Ryo Wakamori2年次研修医出身地:宮城県16