ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2018

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概要

医師卒後臨床研修プログラム2018

研修医セミナーレジデントスキルアップセミナー業者主催の勉強会研修医からの要望があれば、随時開催しています。岩手県が主催するレジデントスキルアップセミナーは、県内の2年次研修医が一同に介し、OSCEのほか「ケースカンファランス」、「腹部エコー」、「エコー下CV」などの実技なども行っています。業者から提案のあった勉強会で、研修医に必要であると臨床研修運営委員会が認めるものについてのみ開催します。資格取得の補助も充実当院では、専門医になるために必要な資格取得のためBLS・ACLS・PALS・JATEC・TNTに対し、病院が全額受講料を補助し、積極的に資格を取得させています。被災県として全国に先駆けた災害医療研修も被災県であることで、災害時地域医療支援教育センターを中心に災害医療に力を入れています。日本災害医療ロジスティックス研修を始め、災害医療に関する講義やシミュレーション演習等が用意されています。救急・災害・総合医学講座災害医学分野独立した講座としては日本初となる災害医学講座を平成23年9月に設立。その後、平成28年8月には救急・災害・総合医学講座災害医学分野に発展的に再編し、災害時の活動を総括・検証し、今後起こり得る大規模災害医療支援のあり方を提言すると共に、災害時地域医療支援教育センターの運営を担当し、災害医療の担い手となる医療人の育成を目指しています。クリニカルシミュレーションセンター50種類以上のシミュレータを利用したトレーニングを実施できる他、災害現場に近い環境を再現し、災害時の活動をリアルに体験することができる災害シミュレーション室、各種高機能シミュレータを使用した重篤な急性機能不全患者の模擬治療を体験できる模擬手術・ICU室を備え、別室ではライヴ映像の視聴、録画による振り返りも可能です。実践としての災害医療教育による人材育成平成25年3月に竣工した災害時地域医療支援教育センターでは「実践力のある災害医療人の育成」を目的に、様々な研修会が開催されています。国内最大規模の実践研修である日本災害医療ロジスティクス研修、全国の臨床研修医を対象にした実地研修、初級から上級、がれきの下の医療と5つのコースを実施する教育研修会などがあります。がれきの下の医療日本で唯一、倒壊した建物のモデルを室内に再現した「災害シミュレーション室」で研修が行われます。この部屋は、調光設備や音響設備により、より災害現場の臨場感に近い環境を再現することが可能で、がれきの下に取り残された要救助者に接触し、状態観察・治療を行うシミュレーションを行います。災害時医療体制モデルとなる建物平成25年4月に岩手医科大学矢巾キャンパスに竣工した「災害時地域医療支援教育センター」は、1東日本大震災津波の経験をふまえた研究活動の推進、2全国に発信できる災害時医療体制モデルの確立、3実践としての災害医療教育による人材育成を目指しています。大災害時の司令塔として対応可能な設備を整備しています・非常用発電機設置・オイルタンク(15,000l)※燃料補給不要で、熱源で最大7日、発電機で最大3日稼働可。・受水槽、緊急排水槽配備(300人分)※飲料水7日、雑用水1.5日、下水用3日分。・全県の医療情報一括管理機能設置・大規模な無停電電源装置設置12