ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2018

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概要

医師卒後臨床研修プログラム2018

高度医療を牽引する超高磁場7テスラMRI岩手医科大学では、医学・歯学・薬学の講座横断的・学際的共同研究の拠点として「医歯薬総合研究所」を平成23年に創設しています。ここではフルデジタル受信・多チャンネル送信に対応した世界初の機種「超高磁場7テスラMRI装置」により、脳血管障害、神経変性疾患、精神疾患などの病態解明や早期診断につながる成果が次々に生まれています。がん治療の威力となるPET・リニアック先端医療センター附属施設として平成22年に開設された「PET・リニアック先端医療センター」では、ポジトロン断層法検査(PET)と直線加速器(リニアック)による外照射放射線治療を実施する最新鋭システムが併置されています。PET/CTは細胞の糖代謝率と病巣の形態を融合した断層画像を用いてがんを検出します。1回の検査で全身を俯瞰しながら潜在・進行するがんの局在情報を提供して抗がん治療をup to dateします。リニアックの画像誘導システムは2013年に更新され0.1mmレベルで精度を管理します。従来の3D原体照射はもとより体幹部定位照射、IMRTなどの高精度放射線治療の品質を保証します。治療専門医のほか医学物理士・放射線品質管理士・専任看護師が各治療ステップを検証し、また患者さんの負担を減らします。320列CTによる高精度画像診断本学と企業との産学共同で開発された第2世代320列CTの1号機が、平成24年7月に世界に先駆け導入され、冠動脈疾患や心疾患における低侵襲かつ高精度な診断を可能にするなど、世界から注目を浴びる実績を次々と発信しています。内視鏡下手術支援ロボット「ダ・ヴィンチS iサージカルシステム」最先端の医療機器を積極的に導入し、高度な地域医療を実現している岩手医科大学附属病院では、内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSiサージカルシステム」を県内で初めて導入しました。「ダヴィンチ」手術は、ロボットの遠隔操作機能等をこれまでの内視鏡下手術に組み合わせて発展させたもので、高解像度3D画像による鮮明な把握と、多関節を有する繊細な鉗子の動きにより、正確でスムーズな手術操作を行うことができます。また、傷口が小さい低侵襲の手術のため、術後の回復や機能温存の向上など患者さんに負担が少ない利点があります。大学病院ならではの指導力教育機関ならではのきめ細かい指導を受けられます大学病院である当院には226名もの指導医がいます。様々な診療科の専門医が揃っており、きめ細かい指導を受けることができます。また、バックアップする指導医がたくさんいますので、常に自己判断ではなく上級医と相談して実施しています。10