ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2018

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概要

医師卒後臨床研修プログラム2018

ここだから、できること1大学病院ならではの最先端医療と教育体制の中で研修できます医療系総合大学としての特色を活かし、最先端医療を実施している環境の中で、希少な高度医療を研修することができます。また、指導することに情熱を持った各診療科の指導医が連携し、プライマリ・ケアから専門医の取得までトータルにサポートします。最先端医療技術Report「腹腔鏡補助下肝切除」のメッカとして脈々とその歴史と技術と環境を守っている。しっかり先進医療技術を学べる場がある。腹部に5-12mm大の穴をあけカメラ(腹腔鏡)を入れ、モニター画像を見ながら肝臓の病変を切り取る先進的医療技術「腹腔鏡下肝切除術」。そのメッカとも言える岩手医科大学の外科学講座は、日本で一番の症例を誇っています。患者さんへの負担が少ない、傷が小さい、入院期間が短くなる、合併症が少ない、社会復帰が早くなる等のメリットがあります。画面を見ながら確実にがん細胞を取り除くことができるため根治につながることが注目されている大きな理由です。平成19年には岩手県で初めての生体肝移植手術を実施。現在では国内唯一の施設として、完全腹腔鏡下でのドナー肝切除を行っています。モニターで確認しながら質疑応答できるので、研修医の皆さんの臨床教育の場としても活用できています。当講座では、早いうちから施術を経験してもらうことをモットーとしています。ここには知識と技術と経験がうまく融合できる場があると自負しています。今後は内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用した肝切除も増えていく可能性があります。ロボット手術は研修医の先生が避けては通れない領域になってきます。ぜひ、この場で一緒に学び、先進医療を担う人材になって欲しいと思っています。独自の「新田鉗子」の開発も医療技術だけでなく、独自の医療器具も高度な医療現場では必要になります。新田准教授は、わずかに開けられた腹部の穴を通し、肝臓の奥まで回すことのできるよう、独自にわん曲した特注の鉗子を開発。現在、「新田鉗子」として広く手術の現場で使われています。国内各地から手術見学に来ています。岩手医科大学医学部外科学講座新田浩幸特任准教授Hiroyuki Nitta09