ブックタイトル医師卒後臨床研修プログラム2015

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概要

医師卒後臨床研修プログラム2015

必修科目糖尿病・代謝内科糖尿病・代謝内科では糖代謝を通して各臓器の病態生理を考えるとともに、合併症の管理のため全身を診療する能力が求められます。全人的・全身的な診療ができる臨床医の育成を目指します。部長石垣泰教授Yasushi Ishigaki特徴・特色糖尿病の理解は内科の総合力につながる。その理由は、糖尿病合併症が全身の臓器を障害する為に、急性、慢性合併症の診療を通して、全科の疾患の理解が深められるからである。このため院内の各科、院外の病院や診療所と連携しながら総合的な診療を行っている。糖尿病自体は、個々の生活習慣と関係した複雑な代謝疾患だが、病因の解明とともに様々な治療薬が開発され、ひとりひとりの患者さんの病態に応じた治療薬の選択が可能になり、糖尿病専門医の目標内科領域において糖尿病・脂質異常症など栄養・代謝疾患の割合は高く、今や生活習慣病として大きな社会問題となっている。研修の最大の目的は、限られた時間内で問診して、糖尿病・脂質異常症の鑑別診断を行い、初期治療を的確に行う能力を獲得することである。疾患の原因となっている患者個々の社会的背景、生活習慣、心理状態の理解にも努める必要がある。糖尿病の診療、療養指導(患者教育)には多様な患者の複雑な病態に対する多面的アプローチが必要である。この多面的アプローチは医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師などから構成されるチーム医療が行われる。糖尿病診療やチーム医療の質の向上、療養指導の方法・実施手順・評価などに関する医療チームの意思・治療方針の統一を目的に、定期的に入院患者の症例検討会を行っているので、研修医にも医療チームの一員として参加してもらう。研修内容・方法腕の見せ所が広がってきた。当科は、日本糖尿病学会認定専門医教育施設、日本肥満学会認定施設であり、初期臨床研修後の日本内科学会認定医、日本糖尿病学会専門医、日本肥満学会専門医を目指した内科研修に適している。教育に関する行事9:0010:0011:0012:0013:0014:0015:0016:0017:00月病棟勉強会病棟火水木金土糖尿病外来病棟病棟病棟糖尿病外来病棟糖尿病外来症例検討会・教授回診・抄読会糖尿病外来(上記スケジュールはあくまで目安であり、変更となる場合があります。)研修医は指導医のもと、外来では診察に付き添い診断、治療方針の決定の考え方を学び、病態・治療方針の説明を通して患者との良好な人間関係の構築の手法を習得する。病棟では指導医とともに数名の入院患者を受け持ち、診察を行う。必要な検査のオーダー、検査結果のチェック、診療録への記載を行う。症例検討会では担当症例については研修医は自らプレゼンテーションを行い、ディスカッションに参加する。ミーティング●症例検討会(入院・外来症例)、研究計画・成果発表会、抄読会、学会発表予行(毎週木曜日午後2時~)臨床各科合同カンファランス●GRAND ROUND(第4水曜日午後5時30分~)20