ブックタイトル岩手医科大学医師卒後臨床研修プログラム2014

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概要

岩手医科大学医師卒後臨床研修プログラム2014

41 Iwate Medical University平臨床成研修入門 オリエンテーション1 目標と特徴当院で研修を開始するにあたり、オリエンテーションを受講する。医学・医療の細分化が進む中で高度な技術のみを身につけることのないように、医療人・当院職員として必要な基本姿勢・態度を習得することを目的とする。さらに、各々のテーマについて再度専門医師による重点セミナーを適宜開催し、理解を深める。患者- 医師関係GIO : 患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立して問題を解決できる。SBOs :?患者、家族と適切なコミュニケーションを実施できる。?患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面を含めて説明できる。?患者、家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームド・コンセントを実施できる。?守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。チーム医療GIO : 医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなる他のメンバーと協調して問題に対処できる。SBOs : ?指導医や専門医に適切なタイミングでコンサルテーションができる。?上級および同僚医師、他の医療従事者と適切なコミュニケーションがとれる。?同僚及び後輩へ教育的配慮ができる。?患者の転入、転出にあたり情報を交換できる。?関係機関や諸団体の担当者とコミュニケーションがとれる。安全管理GIO : 患者ならびに医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身につけ、危機管理に参画する。SBOs : ?医療を行う際の安全確認の考え方を理解し、実施できる。?医療事故防止及び事故後の対処についてマニュアルなどに沿って行動できる。?院内感染対策(Standard Precautionsを含む)を理解し、実施できる。?医療廃棄物の適正処理と有害物質の安全管理ができる。?医事紛争の現状について概要を理解する。医療面接GIO : 患者、家族との良好な信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報が得られるような医療面接ができる。SBOs : ?医療面接におけるコミュニケーションの持つ意義を理解し、コミュニケーションスキルを身に付け、患者の解釈モデル、 受診動機、受療行動を把握できる。?患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録ができる。?インフォームド・コンセントのもとに、患者・家族への適切な指示、指導ができる。診療計画・評価GIO : 保健・医療・福祉の各側面に配慮しつつ、診療計画を作成し、評価する。SBOs : ?必要な情報収集と問題点の整理ができる。?診療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む)を作成できる。?診療ガイドラインやクリニカルパスを理解し活用できる。?入退院の適応を判断できる(デイサージェリー症例を含む)。?QOL(quality of life)を考慮にいれた総合的な管理計画(リハビリテーション、社会復帰、在宅医療、介護を含む)へ参画 する。?自己および第三者による評価と改善ができる。