ブックタイトル岩手医科大学医師卒後臨床研修プログラム2014
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岩手医科大学医師卒後臨床研修プログラム2014
臨床検査科(総合診療外来)・睡眠医療科1 目標と特徴GIO : ? 臨床検査部門: 各領域における検査の測定法の原理について履修する。さらに検体採取や実際の検査、検査結果が得られるまでのプロセスやデータの解釈、臨床側への報告、精度管理など、実際の検査業務の一端を体験する。また、カンファランスを通じて、最新の検査の情報と技術の取得を目指す。? 外来部門(臨床検査科・総合診療外来): 総合診療外来は紹介状を持たない患者の中でどの診療科を受診するか迷う症例に対し、医療面接、診察、簡単な検査を行い、専門診療科に紹介するシステムである。プライマリケアの能力を身につける。? 人間ドック: 予防医学において重要な役割を担う人間ドック(ミニドックを含む)の受診者に検査結果の説明と今後の生活習慣の改善指導を行う。? 睡眠医学: 睡眠に関する愁訴や睡眠関連疾患の診断と検査について症例を通じて体験し、理解する。SBOs: ?臨床検査部門: 1 ) 中央採血室でインフォームド・コンセント下に患者さまから静脈採血を行うことができる。 2 ) 緊急時の血液ガスデータを判読し治療方針を述べることができる。 3 ) 自動分析装置による生化学検査の基本的な測定原理と精度管理の概要を述べることができる。 4 ) 臨床例の蛋白の電気泳動、免疫電気泳動を実施し診断の根拠の1 つとしての結果を述べることができる。 5 ) 貧血の鑑別診断、造血器悪性腫瘍の形態学的診断、凝固能異常を来たす疾患の鑑別ができる。 6 ) CBC から緊急性のある血液疾患の判定を行うことができる。また、迅速な塗抹標本観察でおおよその病態、診断を推し量ることができる。 7 ) 尿検査の基本項目や微量アルブミン、低分子蛋白について検査法と意義を述べることができる。 8 ) 基本的な各種腎機能検査の原理と臨床的意義を理解し、実施することができる。 9 ) 遺伝子検査の基本的項目(RCR と塩基配列解析の実際)に関する検査手技を体得し、結果の解釈を習得する。 10) グラム染色、培養を行い、感染症の鑑別ならびに適切な抗菌剤の選択を行うことができる。 11) 血液型、交差適合試験だけではなく、不規則性抗体スクリーニングと同定、抗血小板抗体など幅広く輸血検査を行い、判定結果の臨床的意義を述べることができる。 12) 輸血(血漿分画製剤を含む)の理論と成分輸血の実際を学び、その方法を述べることができる。 13) 自己血輸血の目的、種類、方法を学び、採血・分離・保存・戻し輸血を実践する。 14) 末梢血幹細胞移植の原理、方法、適応につき述べることができる。実際の採取を体験する。 15) 基本的な生理機能検査である12 誘導心電図と脳波を記録して、臨床的意義を述べることができる。 16) 呼吸機能検査(スパイログラムとフローボリューム検査)を行い、その臨床的意義について述べることができる。 17) 検査技師とともに日直・夜勤業務を行い、緊急検査の実際を経験する。?外来部門(臨床検査科・総合診療外来): 1 ) 紹介状を持たない患者に対し、医療面接、診察、簡単な検査を行い、可能性のある疾患とその鑑別点を挙げ、必要に応じて専門診療科に紹介する。 2 ) 健康診断目的で来院した受診者に、必要な検査を行い、健康診断書を作成することができる。?人間ドック: 1 ) 岩手医大人間ドック受診者に、総合的な受診結果を説明することができる。 2 ) 生活習慣病(メタボリックシンドロームを含む)に対する必要な生活指導(食事指導・運動指導など)を行うことができる。 3 ) ミニドック(予約なしに行える血液と尿の検査)の受診者に対し、検査項目ごとの判定を行い、総合的な生活指導を行うことができる。?睡眠医療科: 1 ) 睡眠に関連する愁訴を有する患者への対応法を学び、必要な検査や診断プロセスを判断することができる。 2 ) 睡眠呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群、チェーンストークス呼吸)の評価法について述べることができる。 3 ) 睡眠障害(不眠症、過眠症)の標準的評価法について述べることができる。 4 ) 睡眠検査(終夜睡眠ポリグラフ検査、アクチグラフ)の適応および評価法について述べることができる。 5 ) 簡易的睡眠呼吸検査を行い、結果を解釈することができる。 6 ) 代表的な睡眠関連疾患と内科的病態との関連について説明することができる。 7 ) 睡眠関連疾患の社会的影響ついて理解し、説明することができる。2 教育に関する行事?臨床検査関連: 一週間ごとに下記の内容について研修を行う。第1 週血液・凝固検査担当医: 阿保 徹第2 週細菌検査、免疫・血清検査室担当医: 小笠原 理恵第3 週呼吸機能検査、動脈血ガス分析担当医: 諏訪部 章第4 週輸血検査、自己血・成分採血、幹細胞採取担当医: 鈴木 啓二朗第5 週院内感染の対策と管理担当医: 櫻井 滋第6 週睡眠医学担当医: 櫻井 滋 この間、隋時、下記の総合診療外来、人間ドックの診療に参加する。初期臨床研修プログラム診療科紹介初期臨床研修プログラム専門研修プログラムIwate Medical University 242