ブックタイトル岩手医科大学医師卒後臨床研修プログラム2014
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岩手医科大学医師卒後臨床研修プログラム2014
外科1 目標と特徴卒後初期臨床研修目標を達成した後、基本的手術手技と一般外科診療に必要な外科診療技術を習得する。また、外科サブスペシャルティの特徴も習得させる。座学としてではなく、実地臨床症例を教師とし、体験から自己学習を促進する。外科専門医を目指す者は、2年次に最長11 ヵ月の院外外科研修が可能である。総合目標1)外科サブスペシャルティ( 消化器、乳腺・甲状腺、小児外科) に共通する外科の基本的問題解決に必要な基礎的知識、技能および態度を習得する。2)一定レベルの手術を適切に実施できる能力を習得する。経験すべき検査・手技・治療法【基礎的知識】GIO : 外科診療に必要な下記の基礎的知識を習熟し、臨床応用できる。SBOs: ?局所解剖… ………手術に必要な局所解剖について述べることができる。?腫瘍学… …………〔1〕TNM 分類について述べることができる。〔2〕手術、化学療法および放射線療法の適応を述べることができる。?病態生理… ………〔1〕周術期管理などに必要な病態生理を理解している。〔2〕手術侵襲の大きさと手術のリスクを判断することができる。?栄養・代謝学… …病態や疾患に応じた必要熱量を計算し、適切な経腸、経腸栄養の投与、管理について述べることができる。?感染症… …………〔1〕臓器や疾病特有の細菌の知識を持ち、抗生物質を適切に選択することができる。〔2〕術後発熱の鑑別診断ができる。?周術期の管理… …病態別の検査計画、治療計画を立てることができる。?集中治療… ………〔1〕集中治療について述べることができる。〔2〕レスピレータの基本的管理について述べることができる。?一定レベル以上の手術( 後述) を術者として行うことができる。【検査・処置】GIO : 外科診療に必要な検査・処置に習熟し、それらの臨床応用ができる。SBOs: ?下記の検査手技ができる。 〔1〕超音波診断:自身で実施し、病態を診断できる。 〔2〕上・下部消化管造影:適応を決定し、自ら行うことができる。 〔3〕内視鏡検査:上・下部消化管内視鏡検査、術中胆道鏡検査などの必要性を判断し、自ら行うことができる。 〔4〕穿刺細胞診( 甲状腺、乳腺) を行うことができる。?周術期管理ができる。 〔1〕術後疼痛管理の重要性を理解し、これを行うことができる。 〔2〕周術期の補正輸液と維持療法を行うことができる。 〔3〕輸血量を決定し、成分輸血を指示できる。 〔4〕出血傾向に対処できる。 〔5〕血栓症の治療について述べることができる。 〔6〕経腸栄養の投与と管理ができる。 〔7〕抗菌性抗生物質の適正な使用ができる。?次の麻酔手技を安全に行うことができる。 〔1〕局所・浸潤麻酔。 〔2〕脊推麻酔。?外傷の診断・治療ができる。 〔1〕緊急手術の適応を判断し、それに対処することができる。?手術手技 下記の手術を術者として行い、手術所見を記載することができる。1 膿瘍切開6 小腸・大腸部分切除11乳腺・甲状腺生検2 良性腫瘍摘出7 鼠径ヘルニア根治術12良性甲状腺腫瘍摘出術3 開腹8 大腿ヘルニア根治術13良性乳腺腫瘍摘出術4 閉腹9 虫垂切除術5 胃瘻・腸瘻造設10胆嚢摘出術初期臨床研修プログラム診療科紹介初期臨床研修プログラム143 Iwate Medical University