ブックタイトル岩手医科大学医師卒後臨床研修プログラム2014

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概要

岩手医科大学医師卒後臨床研修プログラム2014

心血管・腎・内分泌内科■運動負荷心電図検査を施行することができ、典型的な虚血性疾患のスクリーニングができる。■スワンガンツカテーテルの挿入ができ、その適応・測定値の意味を理解できる。■動脈ラインの確保ができる。■心筋シンチグラムを施行でき、その結果を判読できる。■心臓カテーテル法(冠動脈造影法)などの観血的検査の結果を判読できる。■心臓カテーテル法(冠動脈造影法)、胸水穿刺などの観血的検査の危険性・適応を理解し、指導医のもとで実施できる。?治療法■循環器特殊薬剤(強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、血管拡張薬、降圧薬など)の作用・副作用を理解し適切な投薬指示ができる。■ CCU で重症心疾患の血行動態モニター下での適切な管理・治療ができる。■心臓リハビリテーションのメニューやプランを選択し、安全に実施できる。■一時的心臓ペースメーカー挿入の適応・危険性を理解し実施できる。■指導医のもとで全身・局所での血栓溶解療法を適切に実施できる。■冠動脈カテーテルインターベンションの手技を理解し、その後の管理を実践できる。各診療部門の特色? CCU. カテーテルインターベンション(研修指導責任者 伊藤智範)[ スタッフ]常勤医師 9 名(循環器専門医 4 名、内科専門医 4 名、インターベンション指導医 1 名、認定医 1 名、集中治療専門医 1 名、救急専門医 1 名)24 時間体制で循環器3 次救急に対応しています。急性心筋梗塞(AMI)、不安定狭心症 (UAP)、うっ血性心不全、大動脈解離などの急性疾患の診療技術を習得出来ます。さらに専門的進路を希望して経皮的冠動脈インターベンション (PCI)の技術を習得し、インターベンション専門医や集中治療専門医資格の取得が可能です。[ 年間患者数(概数)]冠動脈疾患(AMI 145 例、 UAP81 例)、心不全47 例、大血管疾患61 例、重症不整脈16 例。心臓カテーテル検査1100 例、緊急PCI 134 例、待機的PCI 284 例、 IABP30 例、 PCPS 7 例。?高度救命救急センター(研修指導責任者 照井克俊)[ スタッフ]常勤医師 6 名(循環器専門医 4 名、総合内科専門医 1 名、インターベンション指導医 1 名、救急専門医 3 名)附属病院併設の3 次救急外来で初期診断および治療を担当しています。附属病院内の他科で生じた急患へも対応しています。CCUおよび High care 病床で主に重症心不全、肺血栓塞栓症などの診療や、来院時心肺停止症例 (CPA)の救命などを行っています。救急専門医や集中治療専門医の資格取得が可能です。米国心臓協会(AHA)認定の心肺蘇生法( BLS、 ACLS)のインストラクターが心肺蘇生法の講習会を主催し、普及活動を行っています。?不整脈(研修指導責任者 小松 隆)[ スタッフ]常勤医 4 名(循環器専門医 3 名、 ICD 植込み認定 1 名、CRT 植込み認定 1 名)不整脈の薬物治療と非薬物療法を主に担当しています。非薬物療法にはカテーテル治療(カテーテルアブレーション)、ペースメーカ治療、除細動器(ICD)治療などが含まれます。電極カテーテルを用いて心臓内の電気の流れを解析する検査法が電気生理学検査です。当施設では3 次元マッピングシステム (CARTO)を用いて、電気生理検査を行っています。成人先天性心疾患術後不整脈など、複雑な回路を有する不整脈の詳細な解析と根治術が可能です。また、心臓血管外科や小児循環器科、麻酔科と連携し新生児から成人まで幅広い年齢の患者治療を行います。また、失神の鑑別診断と治療も行っています。最近は重症心不全の非薬物治療(心再同期治療:CRT)なども手がけています。年間入院者数191 例、ペースメーカ75 例、ICD36 例、 CRT7 例、カテーテルアブレーション41 例。?大血管末梢血管疾患(研修指導責任者 安孫子明彦)[ スタッフ]常勤医 4 名(循環器専門医 4 名、総合内科専門医 1 名、脈管専門医 2 名)対象疾患は大動脈、末梢動脈、静脈、リンパ管など全ての脈管に渡り、最新の画像診断装置を駆使して総合的な血管疾患診療を行っています。病状評価や術前評価は全て内科入院で行われています。その後、内科、放射線科、血管外科の3 科で合同カンファランスを行い、診断と治療方針を決定しています。大動脈疾患の症例数は全国トップクラスを誇ります。[ 年間症例数]胸部大動脈瘤40 例、腹部大動脈瘤70 例、大動脈解離44 例、閉塞性動脈硬化症56 例、肺血栓塞栓症3 例。?高血圧・腎臓・内分泌(研修指導責任者 瀬川利恵)[ スタッフ]常勤医 2 名(循環器専門医2 名、総合内科専門医2 名、内分泌代謝料特例指導医1 名)高血圧症は心血管疾患の重要なリスクファクターです。難治性高血圧症の治療や、 2 次性高血圧症の鑑別診断と治療および内分泌診療科紹介専門研修プログラム111 Iwate Medical University